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コードストッパーにロゴを入れたい!ロゴ位置や注意点について

ApparelX News編集部のヤマヨシです。

今回はパーカーやウエストの絞り、裾の絞りなどに使われるコードストッパーへのオリジナルロゴ入れ加工について紹介していきます。

リモートワークやお家時間の増加によって着やすい服や、疲れにくい服が増えてきていますね。コードストッパーの選び方で服の印象も変わりますし、ロゴが入っていてオリジナルパーツだと、こだわっている服作りの一助になるかと思います。

コードストッパーとは

コードストッパーはその名の通り、紐を止めたり、紐の長さを調節できたりするパーツのことです。デザインも違いますし、用途によっても形状が異なります。

例えば、パーカーのフードのコードには、一つ穴のコードエンドとも呼ばれるタイプが使用されます。大きさや、色のバリエーションも様々です。メッキがかかっているのは金属に見えますが、実はプラスチックのABS樹脂です。黒色はナイロン製です。

AST1002 丸型コードロック[バックル・カン類] アイリス サブ画像
AST1002

裾やウエストなどで、コードを調節する昨日をもたせるのであれば、2つ穴が開いているものを選ぶ必要がありますね。

BP6109 筒型コードロック[バックル・カン類] アイリス
BP6109

上記以外にも変わった形もあります。形状も様々、本皮や合皮、ナイロンやポリエステルなど様々な種類がありますので、じっくり選ぶことができます。


素材の種類について

コードストッパーの素材の種類は上記で紹介もしましたが、

  • 金属に見える多くがABS樹脂
  • 金属に見える小さいサイズは真鍮製
  • 白や黒はナイロン製
  • 透明なものはポリカーボネイト製
  • 柔らかい素材は合成ウレタンかシリコーン製

基本的に真鍮などの金属は一部の小さいものを除くとあまり展開がありません。やはり思いと下に引っ張られすぎるなのかと思います。

シリコーン製などの柔らかい素材以外は、色によって素材が変わるので、素材で選ぶのではなく、デザインで選んで問題ありません。


ロゴ入れの加工の種類

ロゴを入れるには3種類あります。それぞれメリット、デメリットをお伝えします。

レーザー加工

作ったロゴデータ通りにレーザーを照射し、熱によって刻印ないし、跡をつけることができる加工です。

しかしレーザー加工には注意点があります。それは平らな物(例えばボタンなど)にレーザーをすると刻印(凹)をつくることができるのですが、ストッパーのように丸みのあるものは基本的に凹ませることができません。

そのため、ストッパーにレーザー加工する際はメッキとの化学反応で起こる黒い跡のようなものになりますので、思っているレーザー加工とはイメージが違うかもしれません。

レーザー加工可能素材 : 真鍮・ダイキャスト・ABS樹脂


プリント加工

作ったロゴデータ通りにプリントします。メリットはインクの色を自由に選べることです。また、透明なストッパーにもプリントできるので、使い勝手が良いです。

しかし、表面に塗布してあるので、使い方によっては耐久性は低くなってしまいます。

プリント加工可能素材 : ABS、ポリカーボネイト、ナイロン


型を作ってしまう

樹脂であっても型を作れば、なんでもできますが、ロットももちろんかかりますが、金型代もそれなりに高く、10万円以上するのが通常です。

刻印という形で凹ませたいという場合は型を作ってしまうのも手かもしれません。


注意点

加工をする際はまずは試作、その後に量産にしたほうがよいです。

経験則からお伝えできることもありますが、思ってもみなかった現象が起こることも珍しくはありません。トラブルを回避するためにも、オリジナル資材を作る際の納期は長めに見ておくことが重要です。


まとめ

こういった加工はオリジナルの資材をつくるにはぴったりです。プリント加工であれば、2~3万円程度で、データ代や試作代もまかなえるので、お手軽です。

しかし誤った認識でスタートすると思ってもみなかった完成物が出来上がるので、しっかりと打ち合わせて進めていくことが重要ですね。

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