2021年8月号テーラー資材ニュース_株式会社ヤマモト紳士部

毎度お世話になっております。ApparelX News編集部の山佑です。

さて新型コロナウィルスが猛威を奮っておりますが、ワクチン接種が人口の4割を超え第5波はピークアウトの様相で、少しずつ落ち着きを取り戻すことをただただ願うばかりです。

と言いますのも、今月の資材ニュースは、いよいよ本格的にオーダースーツ市場で秋冬シーズンが始まりますので、昨年より弊社がテーラー様向けカット販売の代理店をしております御幸毛織株式会社(MIYUKI)の今期のラインナップをご紹介させていただくからです。市場が少しでも回復し、テーラー様の服地選びの一助になれば幸いです。

それでは、Made in JapanのMIYUKIオリジナルコレクション、画像多めでドドーンと紹介させていただきます。
*MIYUKIの拘ったものづくりは過去ブログを御覧ください!!

CREATIVE(クリエイティブ)ライン

*WORKERS(ワーカーズ)

デニム、チノ、カバートクロス等、高密度でハードタッチな定番ワークウェア織物を、ウールでドレッシーに表現しました。
光沢を抑えたナチュラルな表面感で、ウールならではのドレープ性、形態安定性に優れ、色落ちしにくい素材です。強撚糸による凹凸感とドライでハリ感のあるタッチが特徴です。今シーズンは、ミリタリーに注目し、アーミーヘリンボンをプラス。

*LANAVITA(ラナヴィータ)

伝統的な色柄、滑らかな風合い、ウールらしさに拘ったセットアップ素材です。
オフスタイルでもコーディネイトしやすいサキソニーなど、ミドル加工のバリエーションを揃えました。
6色展開のツイード調のホームスパンは、梳毛の三杢(ミツモク: 3色で1本の糸を作る)で繊細で深みのある色を表現しました。

*MASTER PIECE(マスターピース)

バックサテンサージ: 高密度ヴィンテージ素材、パンツに適した綿混でドライでラフなタッチが特徴。
ベンバック: 表ウール、裏ベンベルグの特殊二重織素材。表と裏の色柄、光沢感、風合いのコントラストが特徴の逸品。
40/40(フォーティーフォーティー): 低速織機で限界の高密度に挑んだ意欲作。コートにも適したドライ感、ハリ感が特徴。

COMFORT(コンフォート)ライン

*ACTIVA(アクティバ)

限界まで撚加工した強撚糸を使用。
適度なストレッチ性とキックバック性で動きやすさをサポートします。耐シワ性に優れており、トラベルユースにも適した高機能生地となっております。
10マンス対応で、ベーシックな色柄がビジネスにも適しております。

*C-zero(シーゼロ)

スーパーファイン・ウール（Super100’s）100％ならではの風合と適度な伸縮性をもった織物に、新しい撥水技術「C-ZERO（シー・ゼロ）」を施しました。
「C-ZERO（シー・ゼロ）」は、従来の撥水加工剤に使用されていたフッ素化合物を含まないため、環境や健康に影響する物質の発生はほとんど無く、SDGsという言葉に代表される、これからの時代に不可欠となる環境に徹底配慮した最先端の加工技術です。その性能は、従来の撥水性と何らかわりなく、またウールの風合いも損ないません。
高機能で10マンスにも対応した、ビジネスユースに適したコンフォート素材です。

MIYUKIオリジナルコレクションバンチブック

上記でご紹介させていただいた生地は、一部です。定番の無地やカラーバリエーション含め、すべての生地を網羅したバンチブックがこちら。上記でご案内させていただいた通りクリエイティブとコンフォート、2つのラインから構成されております。

まとめ

今月号は、冒頭でもお伝えしたように生地を全面に押し出した投稿となります。お楽しみいただけましたでしょうか。

また、上記ではご紹介できなかった2021年秋冬の全コレクションをご覧いただきたい方はこちら！

そのほか、服飾副資材関連や生地、テーラー道具などのご要望ございましたらApparelXまで！

個人のお客様は、ボタン・裏地のヤマモト Yahoo店(Yahooショッピング)、またはボタン・裏地のヤマモト amazon店へ。
サプライヤーが「ヤマモト」の商品であれば法人の方個人の方問わず、どなた様でも本社オフィス2Fの卸店舗にて実物をご覧頂けます。(倉庫在庫品や加工品、取り寄せ品等一部商品を除きます。)
※ヤマモト2F前売り店舗営業時間:平日:10:00~18:00

服飾資材ってどこで買うの？～急に必要になって困った時の前売問屋とは～

山佑

全国展開のオーダースーツ店にて2年間修行後、服飾資材の道に。
特にスーツ(重衣料)の事ならお任せください。