ApparelX News編集部のMammyです。
今回はドットボタンの種類とその選び方について徹底解説します!
特に今回は取り扱いの種類が多いモリトジャパン株式会社の商品をご紹介していきます。
目次
まず始めに簡単にモリトジャパン株式会社(通称モリト)についてご説明したいと思います。
1908年ハトメ・ホックの仲買商として大阪の地に創業。110年以上にわたり、アパレル付属品を企画・開発・販売。
現在ではハトメ・ホック・面ファスナーなどの服飾付属品やカメラ資材、自動車内装資材、靴用品の企画開発など生活にかかわるパーツを幅広く世界的に製造・販売しています。
世界12ヶ国・22社のグループ会社と連携してグローバルに事業を拡大しています。
取り扱いアイテム数は10万点超を超えています。
近年では廃漁網からリサイクルした再生樹脂を用いたアップサイクル製品の企画・生産にも積極的に取り組んでいます。
ドットボタンとは上下2つのパーツをパチっと止めるボタンのことです。
上下がそれぞれ2つのパーツに分かれているので全部で4つのパーツから出来ています。
ボタンホールは不要で、何度でも止め・外しが出来るボタンです。
取り付ける際にはそれぞれのパーツに合ったアタッチメントの「コマ」とコマを取り付ける「プレス機」が必要となります。
素材としては大きくプラスチック製と金属製に分けることが出来ます。
モリトのプラスチック製のドットボタン(プラズマシリーズ)については過去のブログで解説をしてますので、ぜひご覧下さい!
5BX,6BXはドットボタンのド定番です。比較的バネ・ゲンコの凹凸が小さいのでソフトタッチな着脱感です。
ダウンジャケット・コート・スポーツウェアのアウター等幅広く使われます。
5BXより6BXの方がサイズが大きいので生地に厚みがあったり、着脱をしっかりしたい場合はおすすめです。
キャップは10mm~20mmまで共通してお使い頂けます。
隠しドット(表にキャップを出さない)の場合はキャップはTH982DWをお選び下さい。
B | C | D | DW | |
5BX | 12mm | 10.5mm | 10.8mm | 10.5mm |
6BX | 13.5mm | 12mm | 13mm | 12.7mm |
9.3BX/3BXは5BX等と同じ形状でソフトタッチですが、サイズが小さいのでホック自体を目立たせたくない場合におすすめです。
足の長さは短くなるので、レディース向けのシャツや財布やポーチ・傘など小物にもおすすめです。
B | C | D | DW | |
9.3BX | 9.3mm | 8.5mm | 9mm | – |
3BX | 10.1mm | 9.5mm | 9.5mm | 10.5mm |
アンビックス・セレックスシリーズはバネとゲンコの凹凸が比較的大きいので、しっかりとした着脱で丈夫なドットボタンです。防寒ウェア・スカジャン・ジャンパー・ユニフォーム・トラベルバッグなど生地が厚かったり、しっかりとした着脱を求める場合はおすすめです。
同形状で4サイズ展開になっているので、用途・アイテムによってぴったりなものをお選び下さい。
B | C | D | DW | |
7501 | 7.5mm | 7.2mm | 7.6mm | |
7401 | 9.4mm | 9.5mm | 9.0mm | |
7301 | 10.6mm | 12.3mm | 10.7mm | 12.0mm |
4301 | 14.2mm | 14.0mm | 14.3mm | 10.5mm |
ブラインドホックはオスの部分(ゲンコ)がツルッとしていてスマートな形のホックです。
バネに穴が無いのでコートなどで前を開けて着た時などに見えてもデザインの一部の様に見えてスタイリッシュな印象です。
基本的には表に頭(トップパーツ)を付けずにカクシドットとして使用しますがキャップを使用することも可能です。
B | C | D | |
5301 | 11.3mm | 7.0mm | 9.2mm |
5050 | 14.4mm | 9.9mm | 9.2mm |
リングドットはキャップとホソに複数のギザギザとしたツメが付いていて、それをカシメて取り付けるドットボタンです。通常のドットボタンは伸びない布帛の生地向けです。ニットやカットソーの伸縮性のある生地の場合は穴からドットボタンが抜け落ちてしまったり、生地が破れてしまう恐れがあるので使用出来ない場合が多いです。
ですがこのリングドットの場合は複数のツメが生地に食い込むことで、生地への負担が分散されるので、ニット生地にも使用することが出来ます。
キャップはリングだけでなく、プレーンのタイプやパールタイプもあります。
ドットボタンのカラーバリエーションは上記があります。
ただし、ドットボタンの種類・サイズによっては色展開が無いものがあるのでご注意下さい。
またキャップでは展開があるのに、アンダーパーツでは無い場合もあります。
理由としてはメッキの加工工程によってアンダーパーツだと上手くメッキ加工が出来なかったり、着脱の不具合が発生するなどがあるそうです。
あとは結構金属のメッキカラーは色名がややこしいという点がありますね。
我々も日々ドットボタンを扱っていますが、どれがどの色だっけ・・・となる時があります。
メッキカラーにつきましては過去の記事で解説しておりますので、詳しく知りたいという方はぜひ併せてご覧下さいね。
さて、ここまでドットボタンの基本な品番をご紹介しましたが、とはいえ色んな種類があって選び方がイマイチ分からない・・・という方へ選び方のフローチャートを作ってみたので参考にしてみて下さい。
いかがでしたでしょうか?
今回は金属のドットボタンの基礎的なラインナップをご紹介させて頂きました。
どうやって選べば良いか迷われている方の手助けになれば幸いです。
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某総合手芸材料専門店の店舗勤務を経て、オークラ商事へ入社。
現在はレディースブランドの資材のデリバリやアパレルBtoBサイトApparelXの顧客対応を中心に行っています。
日々取り扱う商品や経験などを分かりやすくご紹介すべくApparelX News執筆に励んでいます。
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