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生地に傷がある目印!トンボって何?

ApparelX NEWS 編集部の佐々木です!

生地手配で気になるのは傷があるかないかですよね。

反物には広げなくても生地傷があるかどうかがわかる目印がついています。
今回その目印、トンボ、傷(S)、生地のm数表記についてお話します!

トンボって何?

一般の方が聞いてイメージするトンボっていったら、夏や秋によく飛んでいる昆虫や校庭やグラウンドで土を均すのに使う道具ですよね!
私は運動が嫌いですがトンボかけはなぜだか結構好きでした。

アパレルにおけるトンボは生地の端についている印のことをいいます。

生地の整理段階で傷がある場所につけられます。

トンボがついていると生地の裁断の際に見落としがちな傷も探して避ける事ができるので、工場で裁断前処現場にいたときにトンボがあると大変助かりました。

実際のトンボはこんな感じです。

これは色付きのタグピンがついてるタイプです。

他に糸がついているのやペンキが端に塗られているタイプなどもありますので端になにかついていたら要注意ですね!
血眼になって傷を探しましょう!!製品に傷が見つかると後で大変な目にあうので!!本当に・・・(遠い目)

Sって何?

生地のm数表記にS引きと書いてあることがあります。

Sは生地の傷のことを指す業界用語です。
英語の傷を意味する[scratch]から来ていると思っていたのですが、実際はどうなのでしょう?他の諸説があったら教えてください。

S引きはトンボの数だけ、m数を引かれたという意味です。
トンボ1個につき20cmを引くというのが多いかと思います。

総長と純長

生地のm数表記に総長、純長と書かれている事があります。

総長は検反機で測った生地の長さ。
純長は検反機で測った長さから、トンボの数×個数を引いたm数です。
先程お話したS引きですね。

トンボがついてないところがほしい・・・

使う側からしたら生地に傷が無いほうがいいですよね・・・

でも生地に傷はあるものですし、検反段階で見落としでトンボがついてなくて傷がついているなんて事もあります。
トンボがあれば多めにカットして対応というメーカーがほとんどです。
作り手が裁断の型紙いれでうまいことパズルで乗り越えましょう・・・!
なにかあった時に事を考え生地を手配するときは多めに手配することをおすすめします。

まとめ

傷やトンボの話をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
生地にトンボがあったら要注意!!傷を探しましょう!!

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