ApparelX News編集部の鈴木です。
毎日寒い日が続いていますね。コートが必須の季節です。
さて皆さん、今着ているコートのボタンの後ろに小さいボタンが付いていませんか?
このボタン、力ボタンといいます。
この業界に入る前は、これは予備のボタンかな?それにしては小さいな。なんだろう?と思っておりました。
今日はお洋服の裏方、力ボタンの役割についてお話しします。
力ボタンとは生地に負荷がかからないようにする補強用のボタンです。
コートなどの大きなボタンが付いているものや、カーディガンなど薄い生地に付いています。
表ボタンが緩んだり、外れてしまったり、生地に穴が開いてしまったことはありませんか?
生地を挟んで、表ボタンの裏側に力ボタンを付けることにより、生地の傷みを軽減し、穴が開くのを防止できるのです。
力ボタンが無いと、糸にかかる力が一点に集中し、大きな力がかかります。
通常8mm~10mm程度の小さいものが主に使われますが、力のかかる面積では糸だけより、何倍もあるので、かかる力を面で分散できるのです。
ボタンの裏側の普段見えない部分に使われているので、通常は目立たないシンプルなボタンが使われています。
ポリエステルの2つ穴が定番ではないでしょうか?
デザイン性のために貝ボタンが使われていることもあります。
見えない部分にもこだわった、高級感のあるお洋服に貝ボタンもオススメです。
力ボタンは生地を補強するためのボタンです。
大きいボタンを使うコートなどでは力ボタンを付けた方が、生地が長持ちすると言えるでしょう。
よくボタンが取れてしまう方は、力ボタンを付けてみましょう。何度も付け直す手間が減らせるはずです。
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