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ジャケットに使われる毛芯とは?~Vol.1~ 毛芯の形状編

毎度、メンズ営業部の青木と申します。
以前は芯地メーカーに十数年努めておりました。

初の記事投稿となります。

今回はジャケットに使用される毛芯とは?という事で、選定に悩まれてる方も多い事と思いますが、まずは毛芯について抑えておいていただきたいポイントをご紹介したいと思います。





『毛芯』とは?

テーラードなジャケットやコートに使用される「毛芯」ですが

この言葉を聞いてもどの様なものか?どう使うのか?どう選ぶのか?といったことが判りにくいと思います。

一括に毛芯と言ってもその意味するところに注意が必要です。生地としての”毛芯”や実際に使用されるいわゆる”作り毛芯”も省略して毛芯と言われることがあります。

実際に服に使われる形「作り毛芯」にはどういった種類があるかをご紹介いたします。




『作り毛芯』の種類

①フル毛芯(総毛芯)

EXCY


②ハーフ毛芯




810FM

③胸増芯

SU30K


④肩増芯




『毛芯』の選定ポイント

上記のように大まかに4種類の形状があります。

メンズジャケットでは本格度具合の順として

①フル毛芯 > ②ハーフ毛芯 > ③胸増芯

といった仕様が多く見受けられます。

ただし表生地の素材やコンセプトによって使い分ける必要もあります。

綿や麻素材の生地ですとラペルの部分でのハ刺しが難しいのでラペル部分に毛芯の入らない胸増芯を使用したりします。

また最近多く見られる軽い裏地や芯地を極力使用しないジャケットなどには

④肩増芯

を使用したりします。

肩増芯とは、ジャケットの軽量化と肩周りの保形性とタスキジワという着衣時に肩部分に出るシワを抑える効果もあり有効です。

また、レディスのジャケットでは、主に肩増芯を使うことがほとんどです



まとめ

今回は簡単に毛芯の形状を紹介させて頂きましたが、毛芯は奥が深いので…また詳細につきましては改めて書かせていただこうと思います。

不明な点などはお問い合わせいただければご対応致しますので、宜しくお願い致します。

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