メンズ営業の青木です。Vol.1毛芯の形状、Vol.2毛芯のつくりとご説明させて頂きました。今回はその材料についてお話したいと思います。
毛芯の材料には用途別に使われる種類の他、使われる原料や糸の太さの組み合わせにより多種多様に渡ります。どの材料を使えば良いのか判らないことが多いと思います。
所謂「人髪」と呼称することのあるタイプですが、実際に髪の毛を使っているものは現在ありません。昔は散髪の際に出た髪の毛を集めてそれを使って安い毛芯を作っていたことからそう呼ばれています。主に緯糸の毛混率が30~50%位の番手が太めのもので価格的にも安価な毛芯になります。胸増芯などに使われることが多いです。
このタイプは風合いなどにこだわるというよりは比較的低コストな製品を作る際に使われる芯地になります。素材的にも種類は少ないので選択の幅は非常に少ないです。
標準というととても難しいですが・・・表素材に合わせたり、好みの風合いを作り出す為に芯地の素材や厚さ(番手)を考えて選ぶことが出来ます。
夏物の薄手の素材に合わせて細番手で毛のコシはあっても硬すぎないものや、ツイードなどのシッカリした素材に負けずにラペルの返りがしっかり出る太番手のものなど多岐に渡ります。
緯糸の素材が毛100%であったり、経糸がウールやウールと綿の絡み糸であったりとこだわった原料を使ったもの。
このタイプはこだわったものを作る際によく選ばれますが素材の特性上扱いが少し難しいものもあります(蒸気プレスや湿気により動きやすい)。縫製時にも技術が必要になります。
Apparel X でも右記商品を販売しております 「 41HE 」 「 68W 」
別の記事でも紹介されておりますが。最近多くなってきたウォッシャブル向けのポリエステル100%やポリエステル高混率なものなどは洗濯時に形状が崩れず毛芯自体の収縮も起きないものや軽さを追求した軽量タイプがございます。
毛芯地を使ってイメージ通りのジャケットを作ろうと思っても素材に触れることがなかなかないと思います。素材選びから当社で相談に乗らせていただきますのでご相談下さい。
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メンズ重衣料全般を得意としております。
特に毛芯地と接着芯に関しては四半世紀のキャリアをもってます。
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