みなさんこんにちは、ApparelX編集部のタカユリです。
前回のものづくり塾記事でも触れた芯地に関して、今回は少しばかり勉強の成果を披露したいと思います!
芯地とは、簡単にいうと衣類やバッグなどの内部に使用される補強材で、生地に形状や安定性を持たせるための布地です。通常、見えない部分に使われ、服の襟やカフス、バッグの底などに用いられます。
柔らかい生地は1枚だけでは頼りないですが、芯地を貼るとぴしっと張りをもたせることができます。
そうして生まれた立体感をもって表現の幅が広がったり、型崩れがしにくくなるのです。
よく例えられるのが人体でいう骨の部分ですね。人の身体から骨がなくなるとどうなるか、「ハリー◯ッターと秘密の部◯」を観たことのある人なら想像がつきやすいでしょう。
さて、芯地を選ぶときに覚えていてほしいのは下記の通りです。
芯地の厚さや硬さは、使用する表地と合うものを選びましょう。表地に合わない芯地を選ぶと、仕上がりに違和感が出ることがあります。
表地が伸縮する場合は、芯地も同様の伸縮性を持つものを選ぶと、着心地が良くなります。
例えば、襟やカフスには硬めの芯地、柔らかいドレープを保つためには軽めの芯地を選ぶなど、使用する部位や目的に合わせて選びます。
芯地が洗濯やクリーニングに耐えられるかどうかも確認しましょう。縮みや変形しないものが理想です。
接着芯地はアイロンで簡単に貼り付けられる一方、非接着タイプは縫い付ける必要があります。アイテムに応じて適したタイプを選びます。
芯地の選び方を間違えたサインについてはこちらの記事をご参考ください!
今回は初級編ということで、弊社オリジナルシルクシリーズに合ったおすすめの芯地をご紹介します。
シルクのもつドレープ感・しなやかさを損なわずに補強が可能なのがNR151
ストレッチ性もあり、細かい樹脂のおかげでシルクの優美な動きにも対応しつつしっかり接着させることが可能です。
汎用性の高さでいったらやっぱりコレ!アイテムを問わず使えるON42
重衣料から軽衣料までなんでもござれなこの商品は、シルクにも使えます!
わずかな差ですがNR151よりはしっかりめのつくりなので、ちょっとフォーマルなアイテムをつくりたいときなどにおすすめです。
今回は、私同様芯地の知識ほぼゼロな人向けにお届けしてみました。
洋服を形作るうえで欠かせない芯地、その選び方はアイテムや用途など様々な観点から根気強く見つけなければならないものです。
つくりたいアイテムや目指しているシルエットなど、お悩みがありましたらぜひご相談くださいね!
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2023年10月入社のひよっこです。
アクセサリーのバイヤー兼デザイナーを経て、服飾資材の世界へ。
英語・フランス語を駆使して海外のファッション関連書籍を読むのが大好き。
レディースのスリーピーススーツをつくれるようになるのが目標です。