メンズ・ユニフォーム担当の高橋です。
冬に衣服にまとわりつく原因となる静電気、これらを軽減してくれるのが、制電素材です。
各社でいろいろな名称で出ております。
セーレンの制電防塵素材プリータ、帝人フロンティアのラピア、ユニチカ メガーナ、東レのルアナやパレルなどがあります。
また、天然素材のキュプラも静電気防止機能があります。
今回は膝裏で紹介します。当社の在庫が、東レと旭化成なのでこちらの商品になります。
いろいろ違いを比べて見るといいかもしれませんね。
帯電防止(制電)製品は、静電気発生を抑制したり、電荷の消失を促進させたりして静電気を帯びることを防いだ製品です。繊維に帯電防止剤を練り込む、後加工で繊維や繊維製品の表面に帯電防止剤を付与する、導電性繊維を使用するなどの方法があります。
静電気は空気中の水分が少ないと発生しやすくなるため、日本では冬場に静電気が発生します。繊維の帯電性試験では、一般的に20℃、40%RH(または30%RH)の環境下で試験を行います。
当センターでは、こちらで紹介するJIS規格のほか、ISO 18080 -1~-4の試験方法にも対応しております。
工場などでの静電気による放電は、事故につながる恐れがあります。作業服そのものや使用生地の静電気の逃げやすさ、発生のしやすさ、電気抵抗などを測定することで、帯電防止効果を評価します。引用 カケンより
ポリエステル素材の「パレル®」は繊維の芯部に制電性ポリマーを閉じ込めた素材で、帯電を軽減する繊維です。合成繊維の静電気帯電性が高いというデメリットを軽減し、軽くて強く、美しく、発塵も少ないというメリットによって多方面で活用されています。糸や織物の表面に帯電防止加工したものと違い、原料の段階から帯電防止加工をしています。
ポリエステル素材「ルアナ®」は繊維内部に導電性微粒子(カーボンブラック)を筋状に配列し、発生した静電気をすぐに放電し、衣服や人体への帯電を軽減させる素材で、JIS規格にも適合します。
簡単に説明をするとパレルは、静電気を起きにくくする機能、
ルアナは、静電気を逃しやすくする機能です。
当社のポリエステル膝裏には、パレル加工のかかったT933と7233Nの2種類があります。
なぜかサンプル帳に記載されていないので、口頭でお客様には違いを説明しています。
静電気を気にする方は、T933をお選びください
旭化成のベンベルグは、天然繊維が持つやさしさと、化学繊維が持つ機能性を兼ね備えた素材です。
繊維の中に水分を多く含む<ベンベルグ>は、衣服内の環境をコントロールする力に優れ、シーズンを問わず快適な衣服内環境をつくりだします。
特殊な加工はしていませんが、静電気を逃がす機能があります。
当社のベンベルグ 膝裏 2200 2500 とストレッチ機能もついたATX2600です
洋服をきれいに着こなす為に各メーカーで静電気対策をしてします。少しの価格の違いで対応が出来ますのでご検討ください。
また、ワーキングユニフォームなどは静電気が起きてはいけないこともあります。その時は帯電防止機能のアイテムを過去に書いています。こちらも参考にしてください
アパレル資材をお探しならアパレル資材BtoBサイトApparelXへ!
ベンベルグのキュプラ裏地をお探しの方はApparelX 旭化成のページへ!
大ロットでのご注文をご検討している、又は法人担当からの連絡をご希望されるお客様はオークラ商事問い合わせページまで!
副資材 取り扱い歴30年。サービス業ユニフォーム・紳士服 スーツの副資材の営業をしています。