ApparelX News編集部のmammyです。
2022年1発目は基本に立ち戻り、YKKさんのビスロンファスナーについてご紹介したいと思います。
ビスロンファスナーの特徴や種類・発注時の注意点等などについてお伝えして行きます!
他の種類のYKKファスナーファスナーの基礎知識については過去の記事で解説しているので下記リンクよりご覧下さい。
ビスロンファスナーは分類は樹脂ファスナーの一つで、テープに樹脂のエレメントを射出して成型したファスナーです。樹脂を射出する時に顔料を練り込むので、テープとエレメントの色を同じにすることが出来、カラーバリエーションも豊富なファスナーです。
樹脂ファスナーの中ではエレメントがしっかりしていて強度がありますが、軽量なので、リュックサック等のバッグやジャンパーの前たて・スポーツ用品など幅広く使用されています。
「強度もある程度欲しいけど、軽いファスナーが良い」という場合にはおすすめのファスナーです。
ビスロンファスナーは3~10サイズ・製品区分も4ビスロンの逆開以外は全てに展開があります。
4ビス・5ビスファスナーと呼ぶこともあります。
注文時は
・エレメントサイズ製品区分
・長さ
・テープカラー
・本数
・スライダーの種類
を指定するようにして下さいね。
ビスロンファスナーの上止めはYKKの工場生産の場合は樹脂の上止めが付きます。
ですが、付属屋やファスナー屋で長物から詰めて加工をする場合は金属製の上止めが付きます。
(基本的にはテープに近い色の金属の上止めが付きます)
樹脂の上止めが良い!という場合はYKKの工場生産での手配となりますので、工場の混み具合や本数にもよりますが納期を3~4週間ほど見ておくと良いと思います。
ビスロンファスナーは一見シンプルなファスナーなのですが、YKKさんではかなりのバリエーションを展開しています。今回はそのラインナップの一部をご紹介したいと思います。
こちらがYKKさんの最もベーシックなビスロンファスナーです。
テープ・エレメント・スライダーは基本的に全て同じカラーとなります。
ビスロンのコンビネーションタイプはテープとエレメントを別々の色にしたファスナーです。
テープ・エメレントの組み合わせでCOMB-A,B,C,Dの4種類があります。
4種類の違いとしては、
COMB-A:テープとエレメントの色が別
COMB-B:テープの左右の色が異なる
COMB-C:エレメントの左右の色が異なる
COMB-D:テープとエレメントの左右の色が異なる
です。上の写真のタイプはCOMB-Bのテープの左右の色が異なるタイプになります。
テープ・エレメントの色を左右で変えられるとは、もう組み合わせは無限大な気がします・・・!
その組み合わせによって色んなイメージのビスロンファスナーが作れそうですね。
エレメントをメタリックカラーにしたビスロンファスナーです。
色展開は全6色で金属ファスナー風な見た目ですが、ビスロンなので軽量です。軽さを求める方にはおすすめです!
このビスロンMETALUXEは更に金属ファスナーの見た目を追求したファスナーなんです。
でも先にご紹介したメタリックカラーも金属ファスナー風でしたよね?
METALUXEとの違いはエレメントの形を見て頂くとビスロンのメタリックカラーとの違いが良く分かると思います。
いかがでしょうか?よりMETALUXEの方がエレメントの形が尖っていて金属ファスナーを再現していると思います。
エレメントの色展開は通常タイプの6色とカラフルな高輝度タイプが7色と豊富にあります。
金属ファスナーが良いけど、重さを出したくない・・・という場合はこちらのMETALUXEがおすすめです!
※通常のビスロンに比べるとエレメントが細いので、過度な負荷がかかるものへの使用は避けて下さい。
こちらはMATALUXEの仲間なのですが、カバン向けに開発され、その「タフ」の名の通り通常のビスロンに比べると強度をアップさせています。
リュック等のカバンに使用する際に、このMETALIUXE Taughならば引っ張ったり負荷がファスナーにかかっても安心です!
エレメントの色展開は3色あります。
今回ご紹介したビスロンファスナーはYKKさんのラインナップの中でもごく一部です。
軽いけれど、耐久性もあるところがビスロンファスナーの良さであると思います。
製品のデザインや用途によって数多くあるビスロンファスナーの中からピッタリ合うものを選んでみて下さい!
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某総合手芸材料専門店の店舗勤務を経て、オークラ商事へ入社。
現在はレディースブランドの資材のデリバリやアパレルBtoBサイトApparelXの顧客対応を中心に行っています。
日々取り扱う商品や経験などを分かりやすくご紹介すべくApparelX News執筆に励んでいます。
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