アパレル資材の情報がみつかる

スライダー選びの注意点!ファスナー選びのポイント

ApparelX News編集部のヤマヨシです。ファスナーを選ぶ時に最初に考えることはなんでしょうか?
・ファスナーの種類(メタル、コイルなど)
・生地に合うテープカラー
・務歯(エレメント)のサイズ
・務歯(エレメント)の色
・長さ
・スライダー
様々あると思います。今回はその中でも、スライダー選びの注意点について紹介していきます。

スライダーを間違えるとどうなるか

通常、ファスナーを選ぶ際に、ファスナーの種類、務歯の色(エレメントカラー)、サイズ、テープカラーを指定すれば、ファスナーの手配は可能です。
実はスライダーは指定しなくても、ファスナーは手配できるのです。指定しない場合はDAという一般的な規格のスライダーがつくことになっています。

ただ、スライダー一つで洋服の表情が変わることもあります。スライダーを洋服のテイストと合わせることも重要です。

しかし、そんなスライダー選びをデザインだけで決めてしまうと、問題になってしまうことがあります。最悪クレームになり、縫製し直しになれば、ブランドイメージも下がるし、コストもかかります。



スライダー選びの基本

まずはスライダーの品番を見てみましょう。

YKK カタログより引用

細かく見たい方は見てもらえればいいのですが、まずは2文字目がとても重要です。ほとんどの場合、1文字目は「D」で有ることが多いです。これは、スライダーの素材を表しており、「D」は亜鉛合金材です。

2文字目によくでるのが「A」、「F」、「N」です。この3つは、同じようなデザインも多いのですが、間違えると、問題になります。まずは機能について説明します。



「A」オートマチックロック

オートマチックロックは

引き手から手を離すと自動的にロックがかかり、引き手を引っ張ることによってロックが外れる

YKK

オートマチックロックタイプのスライダーは洋服に主に使われており、
スライダーを話しても勝手に下がることがないため、 ブルゾンの前立、パンツ・スカートなどに使用されます。



「F」ノンロック

ノンロックは

引手が胴体のどの位置にあってもロック作用を持たないスライダー

YKK

ノンロックは別名、自由スライダーとも呼ばれ、主にバッグなどに使われることが多いスライダーです。バッグなどは、エレメントの両端をもって引っ張ると開くことが多いですよね。

ただ、こちらがパンツやスカート、ブルゾンの前立などに使われると恐ろしいことがあります。ブルゾンの前立ならばまだいいですが、パンツやスカートは勝手に開いてしまいます・・・

まさにチャック全開になる洋服になってしまうので、洋服を作るときは選ばないようにしてください。

 

「N」ノッチロック

ノッチロックは

胴体肩口にノッチが付いていて、チェーンを肩口に当てるように開くとロックする

YKK

ノッチロックは、胴体のチェーンが当たる部分にノッチがついており、中に入っているものがパンパンであれば、ロックがかかって勝手に開かないようになるスライダーです。主に財布などに使われることが多いようです。通常の洋服などでは、勝手に開いてしまうので、選ばないようにしてください。



「A」と「F」「N」を間違えるとどうなるか

私が以前購入した某カジュアルブランドのパンツの前立が、ノンロックかノッチロックで、いつのまにかチャック全開マンになっていることがありました。

私は、この業界に入るまでスライダーに種類があるなんて知りませんでしたので、当時の私は自分が太っているから勝手に開いているのか?と思い、だんだん着なくなってしまいました。でも他のパンツは勝手には開かないんですよね。

今ではそのようなスライダーがあると知っているので、もうそこのパンツは買わないって決められますが、知らないと怖いなと思います。



まとめ

YKKファスナーは選ばなくてはいけない項目が多いので、奥が深いというか、ややこしいというか・・・。ただ機能的なところを間違えると本当に大変なことになります。

恐らくエンドユーザーは、「なんか変だな」って思う程度だと思います。服作りに携わる我々がしっかりと、気をつけていかないとなと思いますね。ファスナーを発注する際には使用用途などを伝えていただけましたら、より正確にお伝えできるかと思います。

もっと詳しく知りたい方はYKKカタログをご覧ください。

副資材をお探しならアパレル資材BtoBサイトApparelX

ApparelX