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テーラーの世界大会が約半世紀ぶり日本で開催!?~東京都洋服商工協同組合について~

APXNews編集部、ゆーたです。

今まで本ブログでは、日本のモノづくりに注目し、様々なセミナーやサミットに参加し、その内容をアップしてきました。

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そこで今回は、タイトルにもありますように、テーラーの世界大会が日本で開催されるニュースを耳にしましたので、その洋服関連業界について書きたいと思います。

東京都洋服商工協同組合という団体があります。

本部は新宿区市ヶ谷に東京洋服会館というビルの中に事務局等があり、オーダーメイドの洋服に関わるテーラー、専門店等加盟店200程加入している団体です。

組合ではオーダーメイド技術の継承学校や組合新聞の発行、技術講習会、共同展示会等様々な事をやっています。

更に注文洋服組合としての世界大会、アジア大会に代表を派遣等、オーダーメイドの認知度を高める為の様々な取り組みをしています。

大阪洋服商工、兵庫、愛知と現在4団体あり、全国洋服連合会という全国組織になっております。

組合概要

1859年(安政6年)、横浜の居留地で、米国人のエリザベス・ゴッドウィン・ブラウン婦人により、日本で最初の注文洋服店が開業されました(夫はブラウン博士。夫妻は米国大使館付のプロテスタント宣教師)。
その後、日本の足袋職人、袋物師、仕立師が洋服仕立てを学びました。
そのうちの鈴木徳右衛門、植村久五郎、山岸民次郎、大谷金次郎、遠藤辰三郎、小澤惣太郎らは、いずれも明治時代の注文洋服業界・組合運営の先駆者となりました。
当組合の先達となった「東京洋服商工業組合」の成立は、1886年(明治19年)のことです。今から120年も前のことになります。
以来、日本の服装文化の歴史とともに歩んできた当会は、温故知新、クラフトマンシップをモットーに、最高の品質を追求する職人の集まりとして、注文洋服の発展・普及を担って参りました。
質の高い品格ある服装文化の追求とは、長い歴史の中で育まれた豊かな伝統の技による、着心地の良い感動が基本姿勢の洋服創りのことです。これからも、この原点を迷うことなく次の世代に伝えることが、我々の使命であり、職務であります。
服装文化の発信者として紳士注文洋服の普及に努め、さらなる発展に貢献して参ります。

出典:東京都洋服商工協同組合ホームページ 組合概要より

まとめ

来年の夏、2021年7月27日にWFMT(World Feberation of Master Tailors=世界注文洋服業者連盟)によるにテーラーの世界大会が1964年(昭和39年)以来、実に57年振りに日本の大阪で開催されます。

ヨーロッパ、アジア各国から参加者500名規模の大きな大会になるようで、日本に注目が集まり、この業界全体が明るくなることだと思いますので、大変楽しみにしています。

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