毎度お世話になっております。ApparelX News編集部の山佑です。
東京は3回目の緊急事態宣言が発出され、まだまだ予断を許さない日々が続いております。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて今回のブログはタイトルにありますように、スーツの大事な附属であります、肩パットとユキワタ(裄綿)について、それぞれの役割と素材、形状、そしてその商品をご紹介させていただきたいと思います。*現在は、パット無しユキワタ無しのアンコン仕立てのジャケットも多く流通しておりますが、しっかりと肩を形成するにはやはり肩廻りの附属は外せないですね。
①洋服の肩回りの補強、全体のシルエットの保持。
②体型補正のため。(上がり肩、下がり肩などの調整)
厚さを変えるために、中に綿(わた)を使用します。綿には、純綿わた、化繊わたがあり、さらに普通の状態で入れる、または積層したものを重ねて入れる方法があります。そして硬さも非常に大事で、ショルダーラインを真っ直ぐきれいにするため、中に芯地を入れたり、または回りを馴染みを良くするため、ガーゼ、フェルト、不織布などで包みます。
一番多く使用されているのが、半円型、
その半円型の肩部分を落とした型、
もしくは三角型の3種類となります。
袖山用の芯地の総称で、肩に袖をつける時にボリュームやソフト感を出してシルエットを整える。
芯地、フェルト、ドミット芯が主な材料。それを芯地だけのもの、芯地にフェルトなどを抱き合わせたものなどがあります。
もともと袖山のカーブに近い形に作られているブーメラン形、
袖山に合わせてイセを入れていく(カーブを作る)直線形、
*直線型のほうが様々な袖山に馴染みやすですが、カーブを作る技術が必要となります。
いかがでしたでしょうか。
厚さ、素材、形状、色々あり、作り上げたいスーツの肩に合わせた素材選びをするのも、ものづくりの醍醐味ですよね。
上記でご紹介しきれなかった肩パットやユキワタはまだまだございます。
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