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接着芯地手配時の注意点

メンズ営業の青木です。今回は接着芯地を手配する際の注意点についてお話ししようかと思います。

芯地の選び方

過去に芯地のタイプについてお話させていただきました。

目的や素材によって選ぶ芯地の種類が色々ございます。過去にも芯地の種類や目的について記事にしております

< ジャケット身頃接着芯の選定 >

< 洋服の接着芯 表地のタイプ別におすすめを解説します >

< シャツ芯のTIPS・・・シャツ用の芯地ってどんなもの? >

< 接着芯地の基本~不織布~ >

表素材の特徴や物性、使用箇所に向く風合などに合わせてどういった芯地が良いのか選定をして下さい。

どの様な芯地にしてよいかなかなか判りにくい、想像しにくいという場合は弊社へご相談いただければ最適な芯地をご提案させて頂きます。

選んだ芯地の確認

接着芯地は生地にボンディングされて初めて機能する物です。なので接着芯地だけ触って選んでも思った様な仕上がりになるとは限りません。そこで芯地を購入する前に是非行ってほしいのが「接着試験」です。

これを行うことで分かることは

芯地をボンディングした際の風合いの確認

実際に芯地がボンディングされた状態の生地風合いおを確認することが出来ます。

ボンディングが十分されているか

製品になった際または洗濯後などに芯地が剥がれてしまわないかどうか確認することが出来ます。

ボンディングした際の収縮に問題がないか

接着芯地をボンディングする際に生地に高温がかかり熱収縮よって生地が縮んでしまうことがあります。その寸法変化の大小を確認し問題がないかチェックすることが出来ます。

生地表面に問題が起きていないか

接着芯地ボンディングした際に生地表面にモアレ(芯地の織目と表地の織目が交差して起きる波紋の様な現象)が起きていないか。芯地のアタリ(芯地の生地や接着樹脂)の有無。接着樹脂が表地表面に染み出していないか。といったことをチェックすることが出来ます。

接着試験の詳細については過去の記事にもございますので参考にして頂ければと思います。

< 芯地~接着テスト出来ます。

また、接着試験は基本的にローラープレス機(下記画像)という接着機のテストとなります。一般的に縫製工場様で使用されているのがこのタイプになりますが、工場によってはフラットプレスであったりロータリープレス(パンツ工場ではよく見かけます)、手アイロンでのボンディングであったり、トップヒューズ用のプレス機(シャツ用)であったりと様々なケースが考えられますので事前にその点もご確認いただいてから試験のご依頼をお願いいたします。

カラーマッチング

特に薄手の生地の場合にできれば確認したい点ですが、芯地のボンディングは部分的に行われる用途もあります。

例えばジャケットで言えば胸ポケットの箱芯、ポケットのフラップ等、そういった部分で注意したいのがカラーマッチングです。

芯地をボンディングした部分とボンディングしていない部分が重なっている際に表側に芯地の色目と表地の色目が重なって違う色目に見えてしますことが稀にあります。こういった事も事前に色合わせの確認をしておけば防げますので(このチェックは接着試験を行わなくてもサンプルでの確認が可能です)気になるようでしたら是非ご確認下さい。

以上、芯地手配の注意点に関しましてお話しさせて頂きましたが何か疑問点や気になる点がございましたらお問合せいただければ幸いと存じます。

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