メンズ営業部の前野です。
前回はポリエステリ糸に施される様々な加工についてご紹介いたしましたが
今回は元になる原糸についてご紹介いたします。
前回の記事はこちら
原料に絹糸・綿糸・毛糸・化繊などの種類があります
これらの素材に紡績などで一本の糸をうみだしております
大きくわけますとフィラメント糸とスパン糸があり
ご説明させていただきます
連続した長さのある繊維を長繊維といいます
長繊維に撚りをかけて一本の糸にしたものをフィラメント糸といいます
特徴としましては光沢があり細くても強度があります
綿糸のように短い綿状の糸を短繊維といい短繊維をあつめて紡績をしたものを
スパン糸といいます
原料としては他に毛糸・麻糸などがございます
特徴としましてはフィラメント糸とは違い毛羽立ちがあり生地への馴染みよさや柔らかさ
ございます。
紡績について簡単に説明すると、紡績とは、原料となる麻や羊毛、綿などの天然繊維から糸をつくる工程のことです。
これらの素材は短いため撚りをかけながら引き伸ばし一本の長い糸にいたします
「紡」(つむ・ぐ)は撚り合わせることを意味し、「績」(う・む)は引き伸ばすことを意味します。
よく裏地などは70D(デニール)というように太さをいいますが
番手は50D・70D・80と大きくなるほど厚地なります
これはストッキングもデニール表示なので分かられると思いますが
たまに間違われ事がありますが、綿糸、毛糸・ミシン糸などは糸番手が大きくなるほど
薄地になります。
糸番手や紡績など次回詳しくご紹介したいと思います。
このように裏地のことを何年もやっていると裏地の川上から川下まで多くのことを勉強してきます。裏地選びなどで迷われましたら是非ご相談ください。
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