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【今さら聞けない!!!】キルティング(キルト)加工の仕組み・依頼方法などを一挙解説!



こんにちは。メンズ(ユニフォーム)担当の高橋です。

本日は、キルティング加工の仕組みや特徴など、少しでも皆様のお悩みを解決できればと思い特集致します。

初めてキルティング加工にチャレンジされる方もいらっしゃるかと思いますので、初級レベルから現場レベルの事例やちょっとしたテクニックをご紹介していきたいと思います。

是非、ご参考にしていただければ幸いです!




キルティングとは?


キルティング加工は、生地と生地の間に中綿を挟み、ミシン縫いで刺し縫いをして膨らみを持たせ、直線や曲線など一定の周期で繰り返し模様を出します。

保温効果もあり、コートなどによく使われますね!

キルティング加工を国内で生産すると繁忙期は、7~8月になります。

4~6月がサンプル依頼が多く、8月にサンプル依頼などをすると納期が大変遅くなります。

早めの手配をオススメ致します!



キルティング加工のお悩み解決!


サンプル加工の依頼で、よく尋ねられること…「生地が1着分しかいらないので、2Mの加工でお願いします。」「急いでいるので、今週お願いできないでしょうか?」「裏地でライナーに使用するので、なんでもいいから早く加工出来るのはないの?」

生地は、機械にかけるのに3m以上ないと出来ません。

※機材によって違いはありますので、都度ご確認下さいませ※

どうしてもの時は、余り物の生地を縫い付けて3Mにして依頼していただいています。

キルティング加工は、柄により針のセッティングと生地の色に合わせた糸の交換が必要になります。縫い始めると糸切れをしない限りは人手は不要ですが、始めるまでに時間がかかります。この部分がすぐに加工ができない理由です。

柄で一番多いのは、216B 2インチダイヤ柄 c/#黒 です。非常に多いので、ついでの時に加工いただくことも出来ます。針のセッティングを短縮できるので、運良くタイミングが合えば短納期で加工してもらう事が可能です!

※繁忙期は特に、他の納期に影響する場合はやってもらえない事もあります※



高機能中綿のご案内


KNF650


生地と一緒にたたく中綿ですが、高機能のついた商品も多くあります。

有名アウトドアブランドや大手セレクトショップでも採用されている、3M シンサレートや日本バイリーンのairpackなどが有名ですね!

軽くて、暖かく、しなやかでファッショナブルウエアに最適な素材です。

製品につける下げ札もあり、商品の価値を上げることは間違いないでしょう!


キルト柄 色々

沢山の柄見本がありますが、多すぎるので一部のみご紹介したいと思います。

216B 柄


301A 柄


201A 柄


1インチストライプ 柄

注文時の注意点


1 ) 中綿の厚みの指示(30g・60g・80gなど)をお忘れなく!

2 ) ミシンで叩くので、見本で中綿を見るよりも出来上がりは薄くなります。

3 ) 生地の表裏が判るように明記する事もお忘れなく!

ダウンやキルトを使用した服で、何回がクリーニングに出しているとたまに白い糸みたいなものが針穴から出てくることがある場合があります。

ダウンには、高密度タフタでシレー加工のかかったものでダウンパックを作成して羽毛が出てこないようにしています。

4 ) キルティング加工は綿と生地の間にスパンボンドを入れて綿抜け防止をしています。生地の密度によっては不要な場合もありますので、注文をする時にスパンボンドの有無を指示してください。



まとめ


いかがでしたでしょうか?キルティング加工の仕組みをざっと書かせていただきましたが、少しは皆様の身になりましたでしょうか?最近の冬は暖冬が続く中、ダウンに負けず劣らずにキルティングも進化し人気を得ています!柄の種類は100を超える程ありますので、気になる方は一度問い合わせいただけましたらご対応させていただきます!



服飾副資材の事なら APPAREL X へ お問い合わせ下さいませ!